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・下落相場で差をつける!インデックスファンド積立投資の魅力4選
1.安値で買い向かうことができる
2.裁量取引の心理的ハードルを克服し、投資のタイミングを気にしなくて済む
3.分散投資の効果
4.長期的な市場の回復と積立投資による将来の資産成長
・まとめ
下落相場で差をつける!インデックスファンド積立投資の魅力4選
ここ数日は株価の下落が続いていますね。
S&P500は過去5日間でおよそ5%、1か月間で6%下落しています(日本の株価は乱高下の激しい相場が続き、もうよく分からない状態です)。
さらに円高も急激に進んでいるため、外国株を保有している方は資産がかなり目減りしていると思います。
このような時は恐怖感により持株を売りたくなると思います。特に2024年は新NISAが始まり、今年から投資を始めた人も多いと思います。
しかし決して狼狽売りしないでください!
このような下落相場こそ、インデックスファンドへの積立投資が魅力を発揮する時です。
本記事では下落相場こそ、インデックスファンドへの積立投資が魅力を発揮する理由4選を解説します。
1.安値で買い向かうことができる
暴落時には株価が全体的に低下しているため、インデックスファンドを安値で購入する絶好の機会です。これにより、将来的なリターンを最大化するポテンシャルがあります。
暴落によって株価が大幅に下がったときには、多くの投資家が恐怖心から売りに出る中で、逆に購入することで割安な価格で多くの株を手に入れることができます。将来的に市場が回復した際には、これらの安値で購入した株が大きな利益を生み出します。
例えば、あるインデックスファンドの価格が通常は1株1000円であったとします。市場が暴落し、その価格が50%下落して1株500円になったとします。通常の価格であれば、100万円の投資で1000株購入できますが、暴落時には同じ100万円で2000株購入することができます。
市場が回復し、元の1株1000円に戻ったとすると、通常時に購入した場合の資産価値は100万円(1000株 × 1000円)から変わりませんが、暴落時に購入した場合の資産価値は200万円(2000株 × 1000円)になります。このように、暴落時に購入することで、回復時に得られる利益が大きくなります。
その後、株価がさらに上昇し、1500円になったとします。通常時に購入した資産価値は150万円(1000株 × 1500円)と評価益はプラス50万円ですが、暴落時に購入した資産価値は300万円(2000株 × 1500円)になり、評価益はプラス200万円となります。
また、2008年のリーマンショック時を例に考えてみましょう。リーマンショックにより多くの株価が急落しましたが、その後数年間で市場は回復しました。この期間にインデックスファンドを積立投資していた場合、安値で多くの株を購入できたため、回復時には大きなリターンを得ることができたのです。
このように、暴落時には安値で株を購入するチャンスが生まれ、長期的なリターンを最大化します。
2.裁量取引の心理的ハードルを克服し、投資のタイミングを気にしなくて済む
暴落時には「まだ下がるのではないか?」という恐怖感から売買を躊躇しがちです。
積立投資の最大のメリットは、「事前に設定した積立日」に「決まった金額」で「自動的」に買い付けを行うことができる点だと思っています。
裁量取引では、投資家が市場のタイミングを見計らって売買を行う必要があり、その過程で感情が大きく影響します。特に、暴落時には恐怖心から適切な判断ができず、結果的に買い控えをしてしまいます。
また、「今が買い場だ」と思ったとしても、「この先まだ下がるかもしれない」という恐怖感から、「買付余力の何割をいま投入すべきか?」と悩んでしまいます。
一方で、積立投資は定期的に一定額を投資するため、価格が高い時も低い時も一定量の投資を続けます。これにより、暴落時でも感情を一切抜きに淡々と株を購入することが出来ます。
例えば、裁量取引では暴落時に「今が買い時か?」と悩む場面が多々ありますが、積立投資ではその心配がありません。
毎月一定額を自動的に投資することで、暴落時にも自然と安値で株を買い増すことができ、長期的に見ると投資のリスクを分散し、リターンを最大化することが可能となります。
このように、積立投資は裁量取引のデメリットを補完し、心理的な負担を軽減しながら安定した資産形成をサポートします。
3.分散投資の効果
インデックスファンドは、多くの銘柄に分散投資するため、個別株のリスクを軽減します。
市場全体のリスクを引き受けることで、特定の銘柄やセクターのリスクを回避できます。一つの銘柄やセクターに依存するリスクを避けることで、より安定したパフォーマンスが期待できます。
特に市場が不安定な時期には、分散投資の効果が一層際立ちます。
4.長期的な市場の回復と積立投資による将来の資産成長
暴落時にこそ積立投資を続けることが重要です。
市場が暴落している時、多くの投資家は恐怖心から投資をやめたり、売却したりします。
しかし、暴落時こそ購入価格が低くなるチャンスです。積立投資を続けることで、株価が安くなった時に多くの株を購入できるため、平均購入価格が下がります。
例えば、通常1株1000円のインデックスファンドが暴落により500円になったとします。暴落前に1万円で10株購入していたとすると、暴落後に1万円で20株購入できます。これにより、持っている全ての株の平均購入価格が750円になります。
このように、暴落時に積立投資を続けることで、平均購入価格が下がり、将来的なリターンを最大化できます。
さらに、市場は歴史的に見て、暴落後に必ず回復しています。
回復時には、暴落時に安値で購入した株が高値で評価されるため、資産の成長が飛躍的に伸びます。暴落時に投資を続けることで、市場が回復した際に大きな利益を得ることができるのです。
このように、暴落時にも積立投資を続けることは、長期的な資産形成において非常に有効な方法であり、将来の経済的な安定を築くための強力な手段となります。
現在の株価が下落中であっても、長期的な視点を持ち、インデックス投資を続けることで、将来的な市場回復から大きな利益を得ることができます。この時期をチャンスと捉え、安定した資産形成を目指しましょう。目指すゴールは今ではなく、まだまだ先にあるはずです。
今こそ冷静に、着実に、未来を見据えた投資を行う時です。
まとめ
⚫︎下落相場こそ、インデックスファンドへの積立投資が魅力を発揮する理由を解説しました
⚫︎冷静に、着実に、未来を見据えた投資を行うことで、将来の目標がグッと近づきます
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