庶民的家族がWealthNaviを解約した理由

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・WealthNaviを解約しました
・WealthNaviを解約した理由

・まとめ

・年利0%で運用し手数料だけが引かれるケース

WealthNaviを解約しました

我が家は夫婦ともにWealthNaviを利用して資産運用を行なっていましたが、昨年12月に解約しました。

出所:ウェルスナビ

WealthNaviは、ノーベル経済学賞を受賞した「現代ポートフォリオ理論」を用いているロボアドバイザーです。

ユーザーが設定したリスク(5段階)に応じて米国株(VTI)日欧株(VEA)新興国株(VWO)債券(AGG)金(GLD、IAU)、不動産(IYR)など6つの資産に最適な割合で分散投資をしてくれます。

最適な割合というのは、上述した6つの資産の組み合わせは、分散比率を変えるなどすれば無数の組み合わせとなります(下図の無数の点)。

出所:ウェルスナビ

もしリスクが全く同じなら、その中で期待リターンが最も高い組み合わせが一番良いよね、というのが上述した最適な割合の分散投資です。

ぱぱっちは解約した時点で資産が100万円増えており、運用成績は悪くありませんでしたが解約の決断をいたしました。

WealthNaviを解約した理由

WealthNaviは夫婦ともに資産が増えており、全自動で運用をしてくれるため悪い商品ではないと思っています。

では何故解約の決断をしたのか?

その理由は手数料の高さです。

WealthNaviの手数料はぱぱっちが解約した時点で0.9%でした。

一方、庶民的家族が資産の比重を置いているS&P500の手数料は0.09372%です(eMAXISSlim米国株式S&P500)。

およそ10倍の違いとなります。

この手数料の違いが将来の資産にどのような影響を及ぼすのか計算してみました(下表)。

S&P5002,427,698WealthNavi2,633,613
年数信託報酬5%/年総額信託報酬5%/年総額差額
1年2,2752,549,0822,546,80723,7032,765,2942,741,591
2年2,3872,674,1482,671,76124,6742,878,6712,853,996
3年2,5042,805,3492,802,84525,6862,996,6962,971,010
4年2,6272,942,9872,940,36026,7393,119,5613,092,822
5年2,7563,087,3783,084,62227,8353,247,4633,219,627
6年2,8913,238,8543,235,96328,9773,380,6093,351,632
7年3,0333,397,7613,394,72830,1653,519,2143,489,049
8年3,1823,564,4643,561,28331,4013,663,5013,632,100
9年3,3383,739,3473,736,00932,6893,813,7053,781,016
10年3,5013,922,8103,919,30834,0293,970,0673,936,038-16,729
11年3,6734,115,2744,111,60135,4244,132,8404,097,41514,185
12年3,8534,317,1814,313,32736,8774,302,2864,265,409
13年4,0424,528,9944,524,95138,3894,478,6804,440,291
14年4,2414,751,1994,746,95839,9634,662,3064,622,343
15年4,4494,984,3064,979,85741,6014,853,4604,811,859167,998
16年4,6675,228,8505,224,18343,3075,052,4525,009,145
17年4,8965,485,3925,480,49645,0825,259,6035,214,520
18年5,1365,754,5215,749,38446,9315,475,2465,428,316
19年5,3886,036,8546,031,46548,8555,699,7315,650,877
20年5,6536,333,0396,327,38650,8585,933,4205,882,562
21年5,9306,643,7556,637,82552,9436,176,6916,123,748514,078

ぱぱっちのWealthNaviは解約を検討した時点で元本が1,620,000円、利益が1,013,613円、合計2,633,613円でした。

解約した場合は利益から税金(20.315%)が引かれますのでS&P500の元本は2,427,698円としています。

結果、11年間で損益分岐点を迎えることが分かりました。

この先11年間以上運用を続けるのであればWealthNaviを解約し、信託報酬の安いS&P500に乗り換えた方が将来の資産は大きくなるという結果です。

運用を15年続ければ差額が17万円、ぱぱっちが60歳になる21年後まで続ければ51万円と期間が長くなればなるほど資産の差額は広がっていきます。

庶民的家族は一生資産運用を続けていくつもりですので、手数料の違いから今回の解約に至りました。

WealthNaviは自動リバランスであったり、アプリの使いやすさ見やすさなど素晴らしい点は多数あると思っています。

またS&P500とは商品内容が異なり、長期割という手数料割引もあることから上述のように単純比較はできないことには注意が必要です。

資産が変動せずに(年利0%)手数料だけが毎年引かれていくケースも計算しましたので、まとめの下に載せておきます。結果は同じで11年間で損益分岐点を迎えるという結果になりました。

まとめ

●手数料の高さを理由にWealthNaviを解約しました

●WealthNaviを解約しS&P500に乗り換えた方が将来の資産は大きくなります

絶対にセミリタイア(経済的自立)してみせます!

読者の皆さまが少しでも豊かになりますように!

年利0%で運用し手数料だけが引かれるケース

S&P5002,427,698WealthNavi2,633,613差額
年数信託報酬総額信託報酬総額
1年2,2752,425,42223,7032,609,910
2年2,2732,423,14923,4892,586,421
3年2,2712,420,87823,2782,563,143
4年2,2692,418,60923,0682,540,075
5年2,2672,416,34322,8612,517,215
6年2,2652,414,07822,6552,494,560
7年2,2622,411,81622,4512,472,109
8年2,2602,409,55522,2492,449,860
9年2,2582,407,29722,0492,427,811
10年2,2562,405,04121,8502,405,961-920
11年2,2542,402,78721,6542,384,30718,480
12年2,2522,400,53521,4592,362,848
13年2,2502,398,28521,2662,341,583
14年2,2482,396,03821,0742,320,508
15年2,2462,393,79220,8852,299,62494,168
16年2,2432,391,54820,6972,278,927
17年2,2412,389,30720,5102,258,417
18年2,2392,387,06820,3262,238,091
19年2,2372,384,83120,1432,217,948
20年2,2352,382,59619,9622,197,987
21年2,2332,380,36319,7822,178,205202,158

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