【徹底分析】景気後退の懸念により下落したS&P500とオルカンの下落率と、その後の上昇率

コンテンツ

・はじめに
・S&P500 vs オルカン:下落率の比較
・底値からの上昇率

・まとめ

はじめに

2024年の夏は、投資家にとって試練の時期でした。アメリカの景気後退の懸念により、投資ポートフォリオの価値が日々大きく変動しました。

なかでもS&P500とオルカンは世界中の経済状況を反映しており、投資家にとって重要な指標となっています。

本日は、7月11日の高値から8月の底値に至るまでのS&P500とオルカンのパフォーマンスについて、詳しく見ていきたいと思います。

なお比較商品は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を比較しています。

S&P500 vs オルカン:下落率の比較

まず注目すべきは、両指数の下落率です。多くの人にとって、資産価値が急激に下落することは、非常にストレスフルな経験です。

上図のチャートは7月11日から8月9日までの基準価額の推移を示しています。チャートだけを見ると、両指数とも同じような動きをしていることが分かります。

次に下落率の分析結果は見てみましょう。

高値(7月11日)から底値(8月6日)までの下落率は、S&P500が17.4%オルカンが16.8% という分析結果でありました。

S&P500の方がやや大きな打撃を受けたことが、データから分かります。この違いは、S&P500はアメリカ市場に強く依存しているため、アメリカ経済の動向(景気後退懸念)に敏感であったことが要因の一つと考えられます。

一方で、オルカンは世界中の様々な市場に分散投資されているため、若干ですが下落率が低くなったと考えられます。

さらにこの期間は円高も加わっていることから、両指数ともに基準価額の下落に拍車がかかった結果となっています。この下落が投資家に与えた衝撃は、決して小さなものでは無かったと思います。

底値からの上昇率

一方、底値(8月6日)からの上昇率(8月6日〜8月9日)は、S&P500がオルカンを僅かに上回っています。オルカンが104.1%であったのに対し、S&P500は104.5%でありました。

まだ底値からの経過期間が短いため確定的なことは言えませんが、S&P500の方が強い反発力を持っているようです。

これらのデータから、下落時にはオルカンが安定し、回復期にはS&P500のリバウンド力が魅力的に映ります。どちらに重きを置くかは、皆さまのリスク許容度と投資目的に依存するかと思います。

今回のデータ分析を通じて、S&P500とオルカンの特性をより深く理解し、今後の投資に役立てていただければ幸いです。

まとめ

⚫︎景気後退の懸念により下落したS&P500とオルカンの下落率と、その後の上昇率を徹底分析しました

⚫︎下落時にはオルカンが安定し、回復期にはS&P500の方が上昇率が高い結果でありました

⬇️よければ応援クリックお願いします!

にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

外国株式ランキング

高所得でなくても絶対にセミリタイア(経済的自立)してみせます!

読者の皆さまが少しでも豊かになりますように!

コメント

タイトルとURLをコピーしました