コンテンツ
・貯蓄率の有用性
・庶民的家族の貯蓄率(2023年度)
・分析
・まとめ
貯蓄率の有用性
先日2024年3月の貯蓄率を算出しましたので、2023年度の貯蓄率も算出されました。
そこで本記事では2023年度、一年間の貯蓄率を振り返ってみようと思います。
ここで一旦、貯蓄率の計算方法をおさらいしておきます。
貯蓄率はセミリタイア(経済的自立)を目指す我が家にとって最重要指標の一つであり、2020年4月より貯蓄率の算出を開始しています。
貯蓄率はセミリタイア(経済的自立)を目指す方にとって有用な指標の一つとされています。
例えば収入が1,000万円の家庭でも、支出が700万円あれば、貯蓄は年間300万円(貯蓄率30%)に留まります。これを4%ルールに当てはめると、25年間の生活費が貯まるまでに58年間を要します(※投資せずに全て貯蓄した場合)。
計算式は以下です。
700万円(年間支出)× 25年間 = 17,500万円
17,500万円 ÷ 300万円 = 58.3年間
一方、収入が500万円の家庭でも支出が250万円であれば、貯蓄は年間250万円(貯蓄率50%)となり、上述の貯蓄率を大幅に上回ります。同じように4%ルールへ当てはめると、25年間の生活費が貯まるまでに25年を要しますが、上記の年収が多い例より33年間も短くなります。
250万円(年間支出)× 25年間 = 6,250万円
6,250万円 ÷ 250万円 = 25年間
これらのことから、いかに支出を減らし貯蓄率を上げることが重要であるかが分かると思います。収入が多いことに越したことはありませんが、それよりも重要なのが貯蓄率です。
また貯蓄率が高いほど25年間の生活費に短期間で到達するため、投資した場合のリターン(投資成績)の影響が小さくなります。
庶民的家族の貯蓄率(2023年度)
2023年度 | 収入 | 支出 | 貯蓄額 | 貯蓄率 | DC | 総貯蓄額 | 総貯蓄率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4月 | 558,399 | 278,494 | 279,905 | 50.1 | 16,000 | 295,905 | 51.5 |
5月 | 418,866 | 335,438 | 83,428 | 19.9 | 16,000 | 99,428 | 22.9 |
6月 | 1,321,090 | 323,867 | 997,223 | 75.5 | 16,000 | 1,013,223 | 75.8 |
7月 | 407,302 | 380,170 | 27,132 | 6.7 | 16,000 | 43,132 | 10.2 |
8月 | 406,727 | 335,733 | 70,994 | 17.5 | 16,000 | 86,994 | 20.6 |
9月 | 419,044 | 322,222 | 96,822 | 23.1 | 16,000 | 112,822 | 25.9 |
10月 | 553,415 | 396,901 | 156,514 | 28.3 | 16,000 | 172,514 | 30.3 |
11月 | 458,458 | 392,259 | 66,199 | 14.4 | 16,000 | 82,199 | 17.3 |
12月 | 509,277 | 286,436 | 222,841 | 43.8 | 16,000 | 238,841 | 45.5 |
1月 | 540,972 | 258,128 | 282,844 | 52.3 | 30,000 | 312,844 | 54.8 |
2月 | 610,051 | 264,933 | 345,118 | 56.6 | 30,000 | 375,118 | 58.6 |
3月 | 279,910 | 1,355,693 | -1,075,783 | -384.3 | 30,000 | -1,045,783 | -337.4 |
月平均 | 540,293 | 410,856 | 129,436 | 24.0 | 19,500 | 148,936 | 26.6 |
賞与(6月) | 621,901 | ||||||
賞与(12月) | 828,431 | ||||||
年間 | 7,933,843 | 4,930,274 | 3,003,569 | 37.9 | 234,000 | 3,237,569 | 39.6 |
2023年度における庶民的家族の貯蓄率は39.6%でした。
3,237,569円【総貯蓄額】÷ (7,933,843円【収入】+ 234,000円【DC】)× 100 = 39.6%【貯蓄率】
かなり低い結果となりました。
2020年度より貯蓄率を算出していますが、4年間で2023年度がワースト1です。
※DCの掛金は給与明細に反映されないため、収入に足すことで正式な世帯収入となります。
分析
2023年4月より、ママっちが産休明けから復職したため収入は増加しています。過去4年間で最も多い収入です。
世帯収入が過去4年間で最も多いのに、貯蓄率は過去4年間で最も低い結果となりました。
これは”支出が多い”ということです。
主な原因は分かっています。それは”旅行費”です。
2023年度は一年間で616,790円もの支出が旅行費だけでありました。
例年は旅行費だけでこんなに使わないのですが、2023年度は北海道生活が一年間限定と分かっていたので、お金はなるべく惜しまずに家族で旅行に出かけました。
函館や旭川、富良野に帯広など有名都市はもちろんですが、稚内の最北端、根室の最東端も制覇しました。宿泊代や高速代はなるべく抑えるよう努力はしましたが、振り返ってみるとかなりの金額を使用していました。
しかし北海道での経験や体験は簡単に味わえるものではないため、後悔はしていません。
意味のない計算ではありますが、仮に旅行費が半分の30万円だった場合、貯蓄率がどう変化するのか調べてみました。
3,537,569円【総貯蓄額】÷ (7,933,843円【収入】+ 234,000円【DC】)× 100 = 43.3%【貯蓄率】
旅行費が半分の30万円だった場合、貯蓄率は43.3%となり、61万円使用した時より3.7%上昇します。
30万円も支出を抑えたらもう少し上昇するかと思いましたが、そうでもなかったですね。
2024年度は2023年度と比較し旅行に行く回数は減らしますので、旅行費は抑えられると思います。
今後も家計簿を毎月夫婦で見直し、節約できることは節約し貯蓄率70%を目指したいと思います。
※6月の収入と3月の支出は100万円を超えていますが、収入は福岡県から北海道への引越代金の立替金返済、支出は北海道から福岡県への引越代金が含まれています。
まとめ
⚫︎2023年度の貯蓄率を算出し、振り返りました
⚫︎2023年度の貯蓄率は39.6%と過去4年間で最も低い数字となりました
⚫︎主な要因は旅行費で、年間616,790円も使用していました
よければ応援クリックよろしくお願いします⬇️!
高所得でなくても絶対にセミリタイア(経済的自立)してみせます!
読者の皆さまが少しでも豊かになりますように!
コメント